現地でのトラブルの一例
2017.04.03

白い車レンタカーや他交通機関を使用するのではなく、自家用車を駆使しての現地集合を実現する際に、成田空港 駐車場の使用は求められます。車の目的地への輸送を考えないのであれば、車には自走で自宅の車庫に帰る機能など設定されていないのですから、然るべき場所に停めておくしかありません。あるいは家族や友人に送迎を頼み、回収をお願いするかです。
成田空港付近で車の受付を行う駐車場は、空港が運営する施設に加え、民間のものが数多くあり、思い思いのサービスを提供しています。景気への不安が叫ばれる昨今では、中でも料金の安い駐車場に、人気が集まる傾向が見られます。
安さと品質の関係は、一般に安かろう悪かろうといったように、揶揄をもって語られたりもしますが、現実としてトラブルもいくつか報告されています。預けたはずの車が返ってこないなどの、わかりやすいトラブルではなく、その多くは預ける前と車の状態が変わっている等の、証明の難しい形を持ちます。
自宅に帰ってきてよく見たら、車に心当たりのない凹みができていた、という指摘を駐車場側に理解してもらうことは容易にはできません。駐車場を利用する前には、凹みがなかったと明らかにするのは難しく、互いの主張は延々と平行線を辿る羽目になります。
そもそもサービス側の責任を免除する、免責の約款を、利用契約の上では認めさせられているので、それに反する訴えは受理されないのが決まりです。傷の有無や補償についての揉め事を回避するには、事前に車の外観の撮影を行って備えるよりも、納得できない契約は結ばないことが大事です。
車の保管に関して、移動が伴うものはトラブルのきっかけにもなりますから、不安な時には利用をしないのが良いでしょう。手ごろなサービスはコストカットのために、駐車スペースを土地代の高い空港の付近ではなく、別の場所に確保して、そこに運び入れるというスタイルを持っていたりもします。現地からの帰還の流れで車を受け取った時に、走行距離が増えていたりとするのは、そうした本来の駐車場への行き来ゆえです。
勝手に車を動かされて、その上傷まで負わされるといった事例に強い恐れを感じるのであれば、受付と車を停める場所が離れているパーキングの使用は、自己判断で控えておくのが安心です。鍵を預ける必要のない、完全固定式のパーキングを選択すれば、さしあたっての問題の解決は果たせます。相場が安くても、固定式のシステムを取り入れている駐車場もあり、料金と車の安全性は必ずしも比例しません。

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