あなたは電車?バス派?車派?
2017.04.03
空港から飛行機に乗れば、日本の各地にすぐ向かうことができます。陸続きでない海外の国にさえ、空を飛ぶという方法で降り立てるのが、飛行機の他にはない魅力です。空の道は陸の道よりも遥かに自由に雄大に繋がっています。
しかし大前提として飛行機での移動を行うには、まず空港に辿り着くことが求められます。空港はバス停よりも駅よりも数の少ない待合所で、誰もが歩いて向える場所に存在するわけではありません。飛行機に搭乗する前に乗る乗り物や、空港を後にして乗車する物が、移動の一部を支えてくれます。
空港を目指す移動手段は、一般に電車にバス、車の中から選択します。それぞれの手段においてメリットとデメリットがあり、時々によってmoreもmostも異なります。
電車のメリットは、移動の時間が短くて済むところにあります。道路の渋滞に巻き込まれない、線路を使ったルートを進める電車は、速さと安定感という面で、旅を快適に彩ってくれることでしょう。好きな車体に乗る楽しみや、駅弁を食べながら車窓からの景色をじっくりと眺める時間を、電車では得られます。
ただ飛行機と同様に、移動ルートが細かく指定できないのが電車での移動の弱点で、エリアによっては使いたくても使えないといったジレンマも生じます。乗り間違い降り間違いが起きた時に、ダメージが大きいのも電車の特徴です。
駅よりも多くあるバス停を利用したバス移動は、よりピンポイントな目的地の到着を可能にします。車内での楽しみは、同行者との交流が中心となりますが、そうしたバスの日常に溶け込んだ親しみやすさこそが、老若男女を問わず愛される理由であるとも言われます。
バスによる移動のデメリットは、エリアごとの走行本数の差が激しいことで、向かいたい場所によって手段の便利さは大きく変動します。一日に一桁しか出ないこともあれば、十分間隔で運行していることもある、統一性のない運行状況の攻略が、バス移動の肝となります。
車はバスよりもさらに小回りが利く手段で、車が自由に使える状況にある限り、そこには常に待ち時間が存在しません。好きな時間に好きなルートで空港に向えて、途中の寄り道もOKでと、車ではいつでも自分の意思で進む道を決められます。
自由の対価として運転を誰が行うのか、自家用車を使用する場合には飛行機に乗っている時の管理はどうするのか、どこの駐車場を確保するのかという問題が降りかかってくるのが、車の課題点です。移動先にと運んでもらうのではなく、自分の足として車を用いる選択をした時には、その全ての責任はドライバーが負うことになるでしょう。